先日、クリエーターズマーケットと名古屋ファンフェスの出展をしてきました。
その中で気づいたことや課題が見えたのでそれを踏まえて今後のことを検討しようという記事です。
本来は頭の中でやることだと思いますがせっかくブログを書いているので皆様にも見ていただいて楽しんでもらえたらなと思います。
・クリエーターズマーケット
当日、終始考えていたのは「レイアウトが低いな」でした。
周りを見渡すとレンタルしたテーブルよりも高い位置に作品が置かれていました。
作品の良し悪しや持参した作品の数以前に、目につく高さに作品がないと誰も見てくれません。
なので、レイアウトについて研究が必要、というのが大きな課題でした。
・名古屋ファンフェス
クリエーターズマーケットでの反省点を生かしてレイアウトの物足りなさについては多少クリアできたかなと感じました。
とはいえ、作品を見ていただくことがあっても買ってもらうまでには程遠いように感じました。
もともと興味のない方は仕方ないとして、「興味がないわけではないが買うものがない人」をどうやって購入層まで持っていくのかが課題だと感じました。
・今後の課題
今回の課題を「レイアウト」と「購入層の増加」としました。
レイアウトについては名古屋ファンフェスのときにある程度高さを出すことができたと思うので、今後は作品にあった什器を使用することが大事だと考えています。
今のレイアウトはダイソーとフライングタイガーを使用しており、エスニックな雰囲気に仕上げているのですが、「指輪を飾る台がエスニックっぽくない」とか「ブレスレットが低い位置にあって見づらい」とか、よく見ると問題点だらけなのがよくわかります。
また、せっかくの特価品(名古屋ファンフェスの際は左の棚の一番上)も場所が悪くて集客のポイントになりません。
作品にあった什器、展示方法を考えることが今後の集客に繋がると考えています。
なお、エスニックなレイアウトはそもそも作品にあっているのかという点ですが、最近ようやく私の目指したい作品の方向(詳しくは後述)が見えてきたのでエスニックで問題ないだろうと判断しています。
購入層の増加については、私の作品が「女性向けすぎる」のが結構大きな問題だなと思っています。
最近気づいたのですが、ハンドメイド作品の中でも「目玉をテーマにした作品」というのはどちらかといえば「可愛いジャンルではない」ようなのです(そんな、まさか、と思っていますが)。
「かっこいい」とか「恐ろしい」とか「神秘的」というのが目玉のイメージみたいなんですね。
なので、しっかり作品を見てくださるのは女性よりも男性のほうが多かったりします。
となると私の作品では女性向けすぎるのです。
ということで男性が使用しても違和感のない作品を用意する必要があるかなと考えています。
候補としてはキーホルダー、ブローチ、革紐ネックレスですかね。
手に取りやすい低価格の作品と、奇特な方向けの粘土瞼の作品、両方用意したいところです。
・作品の方向性について
クリエーターズマーケットに出展する少し前、レイアウトを考えるにあたって、私の作品のテーマってなんだろう、と考えていました。
あまりにも今更なのですが。
「奇妙で奇特な瞳のアクセサリー」と名乗っているけれど、それはどのような形状のものだろう、と。
目玉の作品には二種類あると考えています。
生きている目玉と死んでいる目玉です。
生きている目玉とは意識がありこちらを見つめる目玉です。
死んでいる目玉とはくり抜かれて飾られる目玉です。
私の作品のテーマである、奇妙で奇特な(気持ち悪くて悪趣味な)瞳のアクセサリーとは「生きている目玉」だな、と感じました。
つまり、追視する作品です。
追視をはっきりさせるのは瞼の存在です。
瞼がなくてもレンズ効果で追視しているように見えなくもないのですが、瞼があることでそれが強調されます。
なので、今後の作品には瞼が必要不可欠だと考えています。
また、目玉を取り扱うジャンルは「ゴシック(怪奇)」、「ゴア(スプラッタ)」、「エスニック(民族的)」のいずれかに該当するのではないかと思うのですが、生きている目玉は「エスニック」に近い存在なのではと考えています。
エスニックとはアジアやアフリカ、ラテンアメリカなどの民族の伝統的な習慣や衣装などを指し、宗教とも密接に絡んだジャンルです。
伝統も宗教も「生きるためのもの」であり「生に近いジャンル」です。
一方ゴシックやゴアはホラーやサスペンスの流れなので「死に近いジャンル」になります。
つまり、「生きていること」をテーマにするのであればゴシックやゴアよりもエスニックのほうが近しいと言えるのです。
なのでもっとエスニックなアクセサリーや雑貨の研究をすると、よりテーマに近い作品が出来上がるのではないかと考えています。
とはいえ、案外ゴシックやゴアが好きな方にも興味を持っていただけるのではないでしょうか。
(生きているからこそグロテスクで、死を実感するので)
・今後の展望
イベント参加により課題と作品の方向性がはっきりしたので、取り掛かれるものから順に消化していきたいと考えています。
そうすることで「【rds】とは何ぞや」がはっきりしてくるのではないでしょうか。
そして、はっきりしてくることで今まで以上にPRがしやすくなり宣伝の意味が出てくるでしょう。
①課題をクリアして曖昧だった【rds】の方向性、ターゲット、テーマをはっきりさせる。
②はっきりさせたことで言語化しやすくなった【rds】を宣伝する。
これを実践して更なる課題を見つけていきたいです。